BIG WINGNUT | by Tobias Birgersson
BIG WINGNUT | by Tobias Birgersson
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通常は指先でつまんで回す小さな機械部品を、大胆に巨大化した 「BIG WINGNUT」(和訳:大きいネジ)。
鉄で作られた大きなウイングナットに、ブロンズ製のねじ部を組み合わせ、工業的な赤で仕上げた、遊び心あふれるインタラクティブな彫刻作品です。
本来、二本の指で簡単に回すことのできるウイングナット。それを人の手や身体全体を使って動かすほどのスケールにまで拡大することで、見慣れた機械部品が、ひとつの彫刻作品へと姿を変えています。
巨大になっても、BIG WINGNUT は本来のウイングナットとしての機能を失っていません。中央に設けられたブロンズ製のねじによって、実際に回す、締める、緩めるといった操作が可能です。
彫刻でありながら、実際に手を触れて動かすことができる。そんな機能性によって、作品は「彫刻」「道具」「巨大な機械玩具」のあいだを行き来するような存在になっています。
工業的な赤い塗装、ずっしりとした鉄の重量感、そして制作や展示、使用の過程で生まれた傷や塗装の剥がれ、露出した金属。そうした表情は、工場や機械、ものづくりの現場を想起させると同時に、作品が実際に人の手に触れられてきた時間を記録しています。
きれいに整えられた新品の工業製品ではなく、使われ、触れられ、少しずつ表情を変えていく。その痕跡もまた、BIG WINGNUT の一部です。
BIG WINGNUT は、東京・神宮前2丁目で開催された 「Jinny Playground」展 のために制作されました。来場者が実際に作品に触れ、動かし、身体を使って楽しむことのできる作品として展示されました。
身近な機械部品を、身体的なスケールへと拡張することで生まれる違和感とユーモア。そして、実際に動かすことで初めて感じられる重量感や手触り。
BIG WINGNUT は、工業製品と彫刻、機能と遊びの境界を軽やかに横断する作品です。
作品仕様
サイズ
H26 × W39 × D11 cm
素材
鉄、ブロンズ製ねじ
仕上げ
工業用赤色塗装。制作・展示・使用の過程で生じた傷や塗装の剥がれ、金属の露出が見られます。
機能
実際に操作することができるインタラクティブな彫刻作品。中央のブロンズ製ねじによって、回す、締める、緩めるといった操作が可能です。
展示歴
東京・神宮前2丁目で開催された 「Jinny Playground」展 のために制作・展示。
プレゼンテーション
専用の保護用ハードケースに収めて提供されます。
コンディション
表面には傷や擦れ、塗装の剥がれ、金属が露出した部分が見られます。特にエッジや突出した部分には、制作、展示、実際の操作によって生じた摩耗があります。これらの痕跡は作品の工業的な表情と、実際に人の手に触れられてきた時間を示すものとして、そのまま残されています。
アート、クラフト、デザインの分野を横断して活動するアーティスト。2007年より大学での教育活動にも携わり、Konstfack(コンストファック)のÄdellabで教鞭を執る。2016年からは、ヨーテボリ大学 HDK – Academy of Design and Craftsにて、准教授(Associate Professor)および上級講師(Senior Lecturer)を務めている。
Tobias Birgerssonについて
アート、クラフト、デザインの分野を横断して活動するアーティスト。2007年より大学での教育活動にも携わり、Konstfack(コンストファック)のÄdellabで教鞭を執る。2016年からは、ヨーテボリ大学 HDK – Academy of Design and Craftsにて、准教授(Associate Professor)および上級講師(Senior Lecturer)を務めている。
また、LOD Gallery and Atelier、Kungsholmens Täljargilleの創設メンバーの一人でもある。
Website: https://www.tobiasbirgersson.se/
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